2007年6月28日 中日新聞
県内の私立高六校は、学校運営に第三者評価を取り入れる共通の学校評価システムを来年度から導入する。建学の理念や教育方針が異なる私立校の学校評価を、複数校が連携して実施するのは全国でも珍しい取り組み。
参加校は県私立中学高校協会に加盟する北陸、仁愛女子、福井工業大福井、啓新、敦賀気比、福井南。
従来、各校は独自の学校評価をしてきたが、共通の第三者による評価制度を導入することで客観性を増し、教育環境の向上を図る。
実行委員会の初会合が二十六日、福井市内で開かれ、出席した各校の教頭らが学校評価の現状報告や外部評価員の検討を行った。
取り組みの総合監修を務める中教審副会長の梶田叡一・兵庫教育大学長は「評価結果を教員が話し合い、各校の特色を出していくことが必要。県内の私立高が活気づくことを願う」と講評した。
同システムは、生徒や保護者、教員らのアンケートを外部の評価員が分析して各校に報告、学校側が改善策を講じていくという流れ。
評価員には、学校運営の経験者や研究者を選ぶ予定。今後の委員会でアンケートの項目を協議するが、共通項目は七-八割程度で、残りは各校の特徴に合わせた独自の内容とする考え。
同委員会は本年度中にシステムを決め、一部で試行することにしている。(字井章人)